「ちょっとで」四万温泉の今昔

西暦700年代に開湯されたという説があり、縄文土器も見つかっている四万温泉にはいろいろな歴史が詰まっています。

柏屋旅館のあるエリアは、今は「温泉口」と呼ばれていますが、犬麦平とか文化村とか呼ばれていた時期もありました。
今でも登記上の正式名称は「中之条町大字四万字犬麦平」です。

そんな温泉口の中のさらに狭いエリアの地名に「ちょっとで」というのがあります。
柏屋旅館の先の四万交番周辺の呼び名らしいです。
私が子供の頃には、時々聞いた地名ですが、いま「ちょっとで」と言って通じる人はほんのごくわずかかもしれません。
なぜ「ちょっとで」なのかと言うと ↓ だからだそうです。

ちょっと出ているから「ちょっとで」と、なんとも安易な命名ですが、そのほか四万温泉地内には「シブトセン」とか「テエキ」とか「ハンノキザワ」とか、謎の地名がいくつもあります。

さて、そんな「ちょっとで」から柏屋旅館方面を撮影した、昭和40年代の終わりか昭和50年頃の写真がありました。
いまの写真と見比べると、交番はまだ木造の民家風で、交番の先の左手には、丸善石油のガソリンスタンドがあったことがわかります。(ガソリンスタンドは10年ほど前まで営業していました)

そして柏屋旅館のある場所はまだ杉林でした。
このあと、昭和51年に旅館を開業し、ほぼ今の姿になります。

時が止まったような四万温泉なので、全然、変わっていないようですが、実は徐々に変化しています。
そんな四万温泉の歴史や、地元民しか知らない小ネタ満載なガイド付き街歩きツアー「SHIMA SPA GUIDE with PRO – みんなが楽しめる四万温泉のファンガイド」を始めることにしました。

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地元のスイーツも楽しめ、運が良ければ野生動物にも出会えるかもしれません。
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