柏屋カフェ 20周年! | かしわやのちょっと深い話 Vol.4

四万温泉の中心部、桐の木平商店街にある私たちの柏屋カフェは、この8月で開業20周年を迎えます。
ご利用くださった皆さま、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。

柏屋カフェは昭和初期の建物をリニューアルして使っています。
柏屋の歴史はここで昭和20年代に柏屋衣料店として開業したのが始まりです。(柏屋旅館を温泉口エリアで開業したのは昭和51年(1976年)です。)
その後、柏屋洋品店と名前を変え2002年まで営業を続けていました。

桐の木平の商店街は、戦後から昭和50年代にかけ、湯治のお客さまでとても賑わった商店街です。
その当時は、四万温泉の大型館である、四万たむらさんや積善館さん、やまぐち館さんなども、古い木造の建物で一週間以上も滞在する湯治のお客さまがメインでした。

お昼時になると、滞在している湯治客がこぞって温泉街に繰り出し、お買い物やランチを楽しんでいました。
お客さまそれぞれに馴染みのお店があり、お店の奥の茶の間に上がり込んでお店の人たちと茶飲み話を楽しんでいました。
ですから、桐の木平や落合通りにも、銀泉、一久、養心亭、竹よし、美好乃、寿司一、大黒屋など、今はなきたくさんの飲食店があました。

お客さまの旅行形態が従来の湯治スタイルから一泊二食の団体旅行スタイルになるにつれ、商店街の賑わいも徐々になくなり、また、飲食店のご主人の高齢化や体調悪化などが重なり、21世紀を迎える頃には飲食店の数がかなり減ってしまっていました。
柏屋旅館にご宿泊のお客さまからも「四万はお昼を食べるところがないねぇ」というお声を聞くことが多くなりました。
また、湯治客がメインのお客さまだった柏屋洋品店もめっきり暇になってきてしまいました。

そんな背景から、お店を改装して飲食店を作ろう! となったのが柏屋カフェ誕生のきっかけです。

実際の開業にあたっては、メニュー開発から什器備品や器の調達に至るまで、薫子がほぼひとりで大活躍!
人気をいただいている、温泉マークカプチーノや柏屋カレー、スイーツなど主要なメニューは開業当時にはすでに出来上がっていて、現在もほぼ同じメニューで営業を続けています。

オープン直後の柏屋カフェ
柏屋カレー

柏屋カフェの建物は昭和初期の建築ですので、もうすぐ90歳。大きな地震があったりするとちょっと心配(汗)ですが、この先も大切に使って、100年超えを目指します。

さて、そんな柏屋カフェですが、ありがたいことにたくさんのお客さまにお越しいただいていて、ランチタイムなどには満席が続き、長い時間お待たせすることも多くなってしまいました。

そこで、つい先日、お店のすぐ近くにピザ、パン、カフェの新店舗「シマテラス」をオープンさせました。
シマテラスでは、柏屋カフェの開業時のメニューにあった「生ハムとレタスのピッツァ」が復活しました!

柏屋カフェともども、シマテラスもどうぞよろしくお願いします。

四万温泉柏屋カフェ
〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万4237-45
TEL 0279-64-2414
営業時間 10:00-17:00 (16:30 LO)
定休日 毎週木曜日と第2第4金曜日

シマテラス
〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万4237-43
TEL 080-4155-0193
営業時間 11:00-18:00(17:30 LO)
定休日 毎週火曜日と第1第3水曜日

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