「旅することは生きることだ」 旅の名言集 Vol.4

今日の旅の名言は「旅することは生きることだ。」です。
この名言を残したのは「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」などでよく知られるデンマークの童話作家アンデルセンだそうです。
だそうです、とちょっと曖昧な表現にしたのは出典が見つからなかったからです。
もし出典をご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ、お教えください。

19世紀に生きたアンデルセンは、Wikipediaなどによると、1829年に、『ホルメン運河からアマゲル島東端までの徒歩旅行──1828と1829における』という旅行をテーマにした本を出版し、その後もパリ、スイス、ローマ、デンマークなどヨーロッパを旅しながら作品を書いていたようです。

アンデルセン 出典 Wikipedia

まさに、旅することは生きることを地で行っている感じですね。

日本にも奥の細道などで著名な旅する俳人「松尾芭蕉」や放浪の俳人と呼ばれた「種田山頭火」など、旅することで作品を生み出していった作家・歌人・俳人が少なからずいらっしゃるようです。

そんな中、「旅することは生きることだ」を貫いた歌人で四万温泉を訪れたのは大正時代に活躍した「若山牧水」です。
生涯にわたって旅をしては各所で歌を詠み、日本各地に歌碑があるようで、なんと、御子息の名前も「旅人(たびと)」と名付けたくらいです。

その牧水は1922年(大正11年)に、軽井沢から群馬北部の草津温泉・花敷温泉・法師温泉・湯宿温泉・老神温泉などを通り日光へ至った旅行で、花敷と法師の間に四万温泉に立ち寄ったようです。

旅の途中で牧水は、
花敷温泉で「ひと夜寢てわが立ち出づる山かげのいで湯の村に雪降りにけり」などいくつかの歌を詠み、暮坂峠については「・・・草津の湯より澤渡(さわたり)の湯に越ゆる路 名も寂し暮坂峠」と「枯野の旅」という詩を残しています、また、法師温泉近くの永井宿にも歌碑が残っています。

暮坂峠の若山牧水歌碑 出典 中之条町観光協会

ところが、なぜか四万温泉に牧水の歌碑はおろか歌や詩を残した痕跡もありません。
残念ながら四万温泉では、「私は此処で順序として四万温泉のことを書かねばならぬことを不快に思う。」と書かせるくらい牧水を怒らせてしまった事件があったようです。
残念・・・

でも、みなさんよくご存知のように、四万温泉は群馬の郷土カルタ「上毛かるた」で「世のちり洗う四万温泉」と詠まれている癒しの温泉地です。
四万温泉への旅は「旅することは生きることだ」を超え「旅することは生き返ることだ」くらいの価値があるかもしれませんね。
ぜひ、四万温泉でリフレッシュし、疲れた心身を蘇らせてください!

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