秋の四万から。紅葉、奇妙なお祭り、そして不思議な青 [HOT四万す柏屋 Vol.540]

紅葉がピークの時の柏屋旅館(2024年11月)

こんにちは。
四万温泉柏屋旅館の柏原です。
いつもwebマガジンを読んでくださって本当にありがとうございます。

四万温泉も、朝晩はずいぶん冷え込むようになりました。
10月に入り良いお天気続きで、山々の木々も少しずつ色づき始め、これから一年で最も色鮮やかな季節を迎えます。
温泉がますます恋しくなる季節ですね。

今月も、四万温泉の「今」をお届けします。

かしわやの「今」 〜最近の宿とスタッフの話 〜

かしわや&くすしき、ふたつのテラスから眺める秋
10月15日、くすしきのテラスから。四万温泉の山々も少しずつ色づいてきました。
10月15日、くすしきのテラスから。四万温泉の山々も少しずつ色づいてきました。

四万温泉は、まち全体が紅葉の名所。
柏屋旅館とくすしきの目の前の山々も、これから少しずつ秋色に染まっていきます。
お部屋やテラスでくつろぎながら、ゆっくりと移り変わる秋の景色をお楽しみください。

上の写真は10月15日に、くすしきのテラスから撮った写真ですが、徐々に色づいてきているのがお分かりいただけると思います。

湯上がりの生ビールを楽しみながら、朝の爽やかな空気を感じながら、この時期だけの贅沢をどうぞお楽しみください。

連載 くすしきの「今」- Vol.4

8月11日にオープンした、2室だけの宿「くすしき」。
少しずつお客さまをお迎えしながら、私たちもこの宿でどんな時間が生まれるのかを楽しみに見ています。

11月11日11時11分、奇妙なお祭りが始まります。
くすしきのそのまま祭り
くすしきのそのまままつり

くすしきでは昨年から、人が「そのまま」でいられるお祭り「そのまままつり」(通称ままま)を開催しています。
今年も11月11日、11時11分に開催します。

泥だらけになって絵を描き、山羊の丸焼きを頬張る。
名も、姿も捨て、ただ「人」となれ。「泥」になれ!?

ちょっと奇妙なお祭りですが、ぜひ一緒に楽しみませんか?

何もしないために、旅に出る
「何もしない」ができるくすしきのお部屋
「何もしない」ができるくすしきのお部屋

温泉に入って、美味しいものを食べて、寝る。それだけでもいい。

みなさんは、「湯治(とうじ)」という言葉をご存知ですか?
温泉地に何日も滞在して、温泉に入りながら、ゆっくりと体を休める。
文字通り「湯で治す」。

湯治は、昔から日本に伝わる温泉地での過ごし方。くすしきのある四万温泉も、かつては湯治のお客さまで賑わっていました。

古くから伝わる「湯治」という過ごし方ですが、毎日がせわしなく過ぎていく今の時代にこそ、案外必要なのかもしれません。

「温泉に入って、美味しいものを食べて、寝るだけ」。

くすしきでは、それだけでも大歓迎です。

「四万ものがたり」 – このまちに息づく小さな物語 - Vol.19

「四万ブルー」誕生秘話 !?
11月の奥四万湖

今では四万温泉の代名詞となった「四万ブルー」。
実は、この言葉が生まれた頃のことを、少し覚えています。

四万ブルーとは、奥四万湖に代表される、四万温泉ならではの美しい青い水の色のこと。

奥四万湖は、下流を洪水から守るため、1998年に完成した四万川ダムによって生まれた湖です。
湖ができることで新しい観光名所になるだろうとは思っていましたが、あんなにも美しい青い水がたまるとは、当時は誰も予想していなかったそうです。

当初、この色に特別な名前はなく、四万川の水は「とてもきれいな青」といった表現で紹介されていました。

私の記憶が確かなら、「四万ブルー」という言葉が生まれたのは2010年頃。
ある旅行雑誌の四万温泉特集をつくるため、四万温泉協会の会議室で編集会議をしていたときのことです。

その雑誌の広告ページを担当していたN社のKさんが持ってきた広告案に、「四万ブルー」という言葉が使われていたのです。
おそらく、これが「四万ブルー」という言葉の始まりだったのではないかと思います。

正直なところ、最初は「四万ブルー」という言葉にちょっと違和感がありました。
でも、いつの間にか多くの人に使われるようになり、今では四万温泉を代表する言葉になりました。

あの会議室で生まれた小さな言葉が、こんなにも広がるとは。
これからも大切にしていきたいと思います。

ぐんま探訪 〜定番から穴場まで、魅力を紹介!〜

あの、不思議な青が数年ぶりにみられます。
草津白根山の「湯釜」(2004年)

今日は、もうひとつの不思議な青のお話です。

写真をご覧ください。
まるで絵の具を溶かしたような、なんとも不思議な青。

これは、四万温泉から車で1時間半ほど、群馬県と長野県の境にある草津白根山の火口湖「湯釜(ゆがま)」です。
四万ブルーとはまた違う、独特のターコイズブルー。
私も何度か訪れたことがありますが、いつ見てもその不思議な色に驚きます。

ところが、火山活動の影響で、長い間、湯釜の近くには立ち入ることができませんでした。
そして、この秋。8年ぶりに規制が解除され、再びあの青を眺められるようになりました。

掲載した写真は、2004年に撮影したもの。
20年以上も前の写真を引っ張り出してきましたが、あの不思議な青は、今も変わらずそこにあるのでしょうね。

四万温泉で四万ブルーと少し早めの紅葉を楽しみ、草津白根山では湯釜の青に出会う。
そんな秋のドライブも、楽しそうです。

以上、2026年10月中旬の[HOT四万す柏屋 ]でした。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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